CB1100RB1というモデルについて
よく知られていることですが、CB1100Rのパーツリストには、RB1という型式が存在します。これは、RB2と書かれている一般的なカウルを装備したバージョンと明確に区分けされている、RBのカウルレスバージョンです。
カウルレスのRBが生まれた背景は、オーストラリアでのレースホモロゲーション取得のために、RBの初期ロットにはあのボルドールタイプのカウルが間に合わないまま輸出されたことによるといわれています。(最高速度が低下するカウル付きモデルをオーストラリアのホンダが拒否した、という説もあります)
実際にRB1が何台作られたのかは諸説ありますが、上記の理由からホモロゲーションに必要な初期100台という説が一般的です。しかし、メーカーにも明確な資料が無く、本当の生産台数は現在では秘密のベールに包まれています。100台というのはホモロゲーション取得のためのいわゆる「大本営発表」の台数であり、実際にそのフレームナンバーは確認されていません。また、フレームナンバーが100番以内のものがRB1かというと、これも決定的な証拠とはなりません。というのは、本会においてフレームナンバー1桁でありながらヨーロッパ仕様のRB2を確認していたからです。
本会においても、RB1の存在は今まで確認していませんでしたが、オーストラリアの方より車両の確認がありました。これは本会で初めて確認したRB1と考えられるものです。


RB1であろうと考えられる点は、
- オーストラリア仕様であること(プレートが専用部品)。
- プレートの位置が他のホンダカウルなし車と同じ位置(ヘッドパイプ)にある。
- フレームナンバーが2桁である。
- その他保存状況等をヒヤリングした総合的な判断。
特に2は今回初めて確認されました。


もちろん、最初に述べたように今となっては決定的な証拠は存在しません。
しかし、こういった謎が11Rの魅力となっていることは事実です。
(2001/3/11)

