<序曲>
・・・これを聞いて私の頭の中には直ぐイメージが広がった。
”CB1100R開発LPL自らがライディングする1100Rの映像が・・・・・・”
それと地理的制約からまだ名誉顧問にお会いしたことが無いクラブ員達(UKクラブ員を含む)にこのライディング映像とインタビュー等を交え、氏のお人柄を少しでも表現できれば・・・・・・
これと同時にメーカーが作らなかった”CB1100Rプロモーションビデオ(走行映像)”を制作しようと・・・・・・
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仙波名誉顧問とRDプロト2号車
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<挫折>
「ブレとピンボケ」の連続で使える映像には程遠く、イメージと現実に収録した「画」とのギャップ(とてもアマチュアの自分で出来る撮影レベルでは無い)を思い知らされた・・・・・・。
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最も遠いアングル。最も近いアングル。
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<決して諦めない>
この”カメラカー”を完成させ、毎日の「遠隔操作走行訓練」を経て、再再度ロケを開始した。
勤務終了後、”カメラカー”を組み立て午前2時ロケ現地着そしてセッティング、午前4時から日没まで15時間撮影という狂気の連続を2001年春まで続けていった・・・・・・。
今でもはっきりと憶えている、最初にこの”カメラカー”のモニターに映し出された”阿部氏の走行映像を・・・・・・”
興奮と感動で鳥肌が立ち叫んでいた「これだよッ、求めていた走行映像は!」
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カメラカーのモニターに映し出された珠玉の映像
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<最後に>
撮影の真髄は撮られるライダーと撮るカメラマンとの信頼関係であると強く感じました。
その上で撮影場所を探し1100Rを見せるアングルを決め映像としての構成を練って初めて威力を発揮できるのです。
「CB1100Rの見せ方に法則は無い・・・・・・・・・」そして何より被写体であるCB1100Rに魅力が無ければ、そしてこの被写体の魅力を引き出す発想と愛情が無ければ「気迫と魂」を宿した映像はものに出来ないと感じました。
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計算して撮影できるものではない。執念の賜物。
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おまけ